総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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客観的に 日本人を見ている自分がいる

 10年近く海外へ行っていなかったが、去年からまた行くようになった。今年は既に3回。後2回は行く予定である。だからなのか、最近、客観的に雑踏の日本人を見ている自分がいることに気付かされる。「日本人って、こういう人間なんだな」って。「楽しそうじゃないな」って。私の偏見かもしれないが…。
 『働きアリ』、『働きバチ』。住む家は、『ウサギ小屋』。『企業戦士、24時間働けますか?』
私が子供の頃から言われ続けていたフレーズ。今ではほぼ『死語』。
 先日日本経済新聞に、こんな記事が載っていた。
 『日本がIMF(国際通貨基金)に加盟したのが、1952年。国際収支の赤字を理由に、為替制限ができる14条国から、出来ない8条国に移行したのが1964年。即ち、『先進国』の仲間入りを果たしたということ。
 1964年。新潟地震、東海道新幹線開通、新潟国体開催、東京オリンピック開催。『先進国』になった日本ここにあり。
 所得倍増計画、高度経済成長を謳歌。自信を取り戻し、明るい将来を夢見た時代。何より、私が生まれた年である。
 あれから60年の月日が流れた。人間も、社会も同じである。誕生期、創成期、成長期、成熟期、衰退期。これを繰り返す。昔習った『企業30年説』、『コンドラチェフの波』。
 今、2024年。この現象は、一つの国で循環していくのではなく、世界規模で循環または、移行している。これが新しい経済循環なのだろう。
 残念ながら、日本は、上手く循環しなかった。衰退期に入ってしまい、脱出できないまま今日まで来てしまった。
 東南アジア諸国は、平均年齢、24歳のフィリピン、32歳のベトナム。『成長期』のど真ん中にいる。行くとそれが痛いほど分かる。
 彼らは、世界を飛び回って生きている。
 例えば、フィリピン人の10%は、海外に住んでいる。(いわゆる出稼ぎ)GDPの10パーセントは、海外からの送金だそうだ。
海外へ行くことが、普通であるならば、私たち日本人も、普通なこととして認知されなければならない。それも、『成長期』の人たちと手を組むことが重要だと考える。
 皆さんは、どう考えるだろうか?
 私は、行動したい。

投稿日|2024.09.17 社長ブログ