総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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これまで これから

今年、冬の到来を告げる白鳥の飛来を確認したのが、10月18日06時25分。
何百年、何千年と季節の移ろいは繰り返されている。同じことの繰り返し。その悠久の時の流れの中でちっぽけな存在でしかない『人間』は短い一生を全うする。短い生涯の中のたった1年である今年。色々なことを考えさせられる機会を得た。
一つ目。日々の生活に忙殺される『人間』は『生きている』ことが当たり前。『死』について意識することはない。それが、ある日突然、終焉を悟らざるを得ない状況と遭遇した時、『人間』は『死』を初めて意識する。
そして、『生きたい』と願う。しかし、それは叶わぬ願いであるということ。人生は儚いということ。
二つ目。以前、社内報で、「サトウ産業のための正義は、世の中の正義とは違う」ことをテーマに書いたことがある。
サトウ産業が生き残っていくためならば、何をしても許される。それが大義である。これが私に下された天命である。その名の下に、つまらない使命感、くだらない責任感を振りかざし、生きてきた時代があった。その時は上手くいくものもある。上手くいくと、もう一度、更にもう一度。攻め続けた。
そして、いつの間にか判断基準、価値観が世の中の常識、ルールとは懸け離れていった。
「でも、あの時は仕方がなかった。やらなければサトウ産業の今日は無かった」という理由は、確かにそうであった半面、自分本位な考えでもあった。
私ごときちっぽけな『人間』が、世の中にどれだけ抗ってみてもしょせん敵う相手ではない。決して、過信、慢心、自惚れていたわけではない。自分の力量を知ったということ。
三つ目。ではこれから私はどう生きていくのか?
会社の継続が最大の仕事である。
1.人間教育。実務教育・訓練。それも、文字や言葉で伝えきれない部分。
2.短所より長所を伸ばす。そちらの方が効果的。
3.やらせる。突き放す。失敗させる。恥を搔かせる。大きな授業料は覚悟しなければならない。全ては、未来のためにである。

投稿日|2018.11.16 社長ブログ