総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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夢を継ぐもの

BSプレミアムで秋元康のドキュメンタリー番組を見た。

今はAKB48。かつてはオールナイトフジで女子大生ブームを。その次に夕焼けニャンニャンでおニャン子クラブを世に送り出し、女子高生ブームを仕掛けた御仁である。

もう30年近く前だから彼は20代だった。そして、AKB48を仕掛けた時が、47才。正にエンタティメント界の天才だ。それも努力を惜しまない天才だと私は思う。

どんな発想の持ち主なのか。どうやつて組織をまとめているのだろうか?どんなマネージメントしているのだろうか?私は彼の生き様にとても興味を覚え、2時間番組を食い入るごとく見入ってしまった。

スタッフとの打ち合わせシーンがあった。何処の組織も同じだなと感じた。秋元康事務所もかと思い少しホッとした気分になったところもあった。

彼が、スタッフに「あれはどうなっている?これからの段取りは?」と問い掛けても「まだやっていません。」、「いえっ、いやー、あのー…・」としどろもどろだったり、黙りこくっちゃったり。彼氏は益々イラついてくる。無表情に感情を押し殺しながらしかし、怒り露わに注意?を与え、指導する。

みんなで話し合って協議はしているが、最終的には全てを秋元康が決める。そこには民主的なルールはない。100パーセント秋元康の考えで決まる。彼の意に沿わないものはない。

スタッフ達は考える。どうしたら彼の意に沿った仕事がやれるのか。やるべきことはなんなのか。もし、できないととすれば、何をクリアーすればできるようになるのか?100パーセントスタッフの仕事は彼の意に沿うこと。彼に指示されたことを指示通りに期日までに実現させること。そのために考え、苦悩する。振り回される。それがスタッフの仕事。それ以上もそれ以下もない。

番組はプロモーションビデオの話に移った。

彼の事情で仕事が中断する、遅れる、変更になる、またやり直す。それらの行為は全く批判の対象にはならない。誰もそれについて文句ひとつ、不平不満の声はない。彼の事情によるスタッフにとっては不可抗力であり、理不尽と思えることでも全てを受け入れて意に沿おうとする。

何がスタッフをそこまでにするのか?秋元康の人間的な魅力?才能に惚れている?夢に共感している?それ以上の何かがあるような気がしてならない。

それは、今まで誰もやってこなかったことを今、自分達はやっている。先駆けとして、日本だけに留まらず、世界へと広がって行くエンタティメントの先頭を走っている。私達が創っているという自負心、誇り。それを持ち続けていたい、携わってい続けたい。そのための方法論、手法、条件が、秋元康の意に沿うことそして、彼に認めてもらうこと、評価してもらうことなのだ。それらが相まってスタッフのモチベーションを高め、24時間眠らないで仕事に励む原動力になっているのだ。それは、ビデオが完成した時のスタッフ達の顔から窺い知ることができた。

番組の終わりにナレーターがこう述べていた。「彼はAKB48の重要な業務の大半をスタッフに委譲した。そして、次の夢を追いかけ始めた」と。

彼がいたからオールナイトフジが生まれ、おニャン子クラブが生まれた。しかし、彼が手を引いたら消滅した。才能とは、天才とはそういうものだろう。しかし、AKB48に関しては、権限をスタッフに委譲した。AKB48を存続させることを決意した。これはどういうことか?彼は気付いたのだ。自分の夢は自分だけのものではないことに。自分だけで終わらせてはいけないことに。夢は引き継いでいくものだということに。

漸く、引き継がせられる自分の『分身』に出会えたのだろう。彼はこれからもたくさんの驚きを私達に見せてくれるはずだ。その時も、その次も、道筋をつけたら『分身』に引き継いでいくに違いない。クローンでない、コピーでもない、更に自分の夢を発展させてくれる『分身』に。

私は、自分に問い掛ける。『社員はサトウ産業の一員であることに誇りを持っているだろうか?自分の仕事に誇りを持っているだろうか?私はそのためのステージを用意できているだろうか?』と。

投稿日|2013.02.23 社長ブログ