生きづらい時代だからこそ巡り合いたいもの
ゆく川の 流れは絶えずして しかも もとの水にあらず
淀みに浮かぶ うたかたは かつ消え かつ結びて
久しく とどまりたる ためしなし
世の中にある 人と すみかと また かくのごとし
平安時代末期から鎌倉時代に掛けて活躍した随筆家、鴨長明の作『方丈記』の冒頭の文章である。私の好きな古文の一つだ。
訳すとこうなる。
ゆく川の流れは絶えることなく、その上、もとの水ではない。
流れが淀んでいるところに浮かぶ水の泡は、一方では消え、また一方では生じて、長く同じであり続けた例はない。
世の中の人と家も同じようなものである。
彼が生きた時代背景は、『驕る平氏』隆盛の頃、そして、源平合戦、平氏滅亡、飢饉、地震、大火…。政治的にも、自然災害も激動の時代であった。
今の日本に似てはいないだろうか?
世の中の無常さ、儚さ。常に変化する世の中。これらを感じながら、自分はどう生きればいいのかを考えさせる文章である。
答えが書いてあるわけではない。答えは自分が導き出すものだ。十人いれば十通りの答えがあるだろう。哲学的な話だが、たまには諸行無常の響きを感じるのもまた一興ではあるまいか。
お盆休みが終わった。世の中がまた大きく変わりつつある。これからどう生きていくか?
具体的な生きる道を探っていこうと思っているところだ。
投稿日|2015.08.24 社長ブログ