相手の気持ちを慮る(おもんぱかる)ことが円滑なコミュニケーションの必須条件
2月に入ってから酒を飲む機会が増えた。仕事の飲み会とはいえ、嫌いじゃないからつい飲みすぎてしまう。寒さも手伝ってか『鼻かぜ』をひいてしまった。
耳鼻科に行った。鼻水を吸引してもらい、炎症を抑える薬でも塗ってもらえばすぐに良くなるはずだ。
私の推測通り、鼻水を吸引してもらった。「口を開けてあ~と言って下さい。軽い炎症が起こっていますね。1週間分の薬を出しますから様子を見て下さい。」
「やっぱり炎症を起こしていたか。風邪ひきの、いつものパターンだな。」次に鼻の奥に蒸気を当てる治療、甘い塗り薬を塗る治療へと続くと思っていたが、「はい、いいですよ」の一言。ここから予定通り進んでいたことが狂い始めた。
「それでは即効性のある炎症を抑える薬が出るのだろう」と薬局で薬をもらう瞬間まで思い込んでいた。
もらった薬は『漢方薬』。漢方薬は一般的には即効性はない。身体の中から体質を改善するための呼び水のようなものである。
「あれ?これじゃ効かないよね」
病院に来たのは今の症状を改善することが目的だ。1週間飲み続けてよくなるかもしれないことに期待するためではない。そもそも1週間経てば良くなる。
医者の思いと患者の思いのすれ違い。いわゆる思い込み、コミュニケーション不足の最たるもののひとつである。
この場合医者が、私からもっと情報収集に励み、それを元に処置すべきだったか、私がすぐに鼻水が止まる薬を提供して欲しいと訴えるべきだったか?どっちもどっちだろう。
しかし、あえてどちらかと言われれば医者が私にもっと問いかけるべきだったろう。患者の言葉にならない言葉、気持ちを汲み取ることが医者の仕事だからだ。
このことは会社なら上司(医者)と部下(患者)の関係になる。
当社に於いても、相変わらずお互いの言葉足らずによるコミュニケーション不足、それによるトラブルが散見される。「一言、二言多くてもしゃべれ。倍しゃべれ。話を理解せずに後で自分勝手なオリジナリティーを加えるな」とは私が言い続けていること。
当社は3月から新卒が4名入ってくる。60人規模の会社に育ってきた。新規の取引先も増えている。情報をしっかり伝え、理解すること。そのことをお互いに確認しあうこと。これから当社がもう一段階上に行くには絶対に乗り越えなくてはならない命題である。
(動ラ五[四])〔「おもいはかる」の転。「おもんばかる」とも〕あれこれ思いめぐらす。考慮する。「贅沢な二等室を選んだのも,美代子の便利を-・つた為めであるのに/羹潤一郎」「オモンバカル/日葡」
大辞林 第三版
[動ラ五(四)]《「おもいはかる」の音変化。「おもんばかる」とも》周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。「相手の体面を―・る」
デジタル大辞泉
投稿日|2016.02.16 社長ブログ