総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

NEWSお知らせ・ブログ

人の評価

人は夢を描く。「こんな人になりたい」、「こんな仕事をしてみたい」、「こんな人生を送りたい」…。小さな夢、手の届きそうもない膨大な夢。夢も様々だが、人は夢を実現するために努力する。
努力した結果、一つの『夢』を実現したとしよう。一所懸命努力した結果として手に入れた果実。それは素晴らしいことだ。周りからも称賛され、羨望の眼差しで見られるかもしれない。
ただ、人は手に入れた果実が大きいほど、周りが見えなくなり、勘違いするようになる。高慢な態度をとったり、横柄な応対をしたり、人はついつい態度に出てしまう。気を付けなくてはいけない。
順調に進んでいるうちはいい。周りからいろいろな人が、会ったこともない人が、にこやかに寄ってくる。しかし、どこかで歯車が狂い、負の連鎖に入っていくと、そういった人達はいつの間にかいなくなっている。
私は言う。「人は人に生かされているのだ」。「謙虚に、驕らず、高ぶらず」。「利己的ではなく、利他的に生きろ」と。自戒の念を込めて、自分に言い聞かせるように。
人の生き方の評価はいい時にはされにくい。どん底にいる時にこそ評価されるものだ。(あくまでも私の経験からであるが)
本当に困っている時に隣にいてくれる人。手を差し伸べてくれる人。いい時に行き来は無かったにも拘らず、十数年ぶりに声を掛けてきてくれる人。私はそういう人達に助けられて今日まで生きてきた。だから言うのだ。「人は一人で生きているのではない。人に生かされているのだ。いい時だからこそ、謙虚に生きろ、人のために生きろ」と。
2017年7月21日。今日は、『株式会社サトウ産業 盛龍会 設立20周年記念式典』。ご臨席の皆さんは、私とサトウ産業の命の恩人である。今日この日の光景を、しかとみなさんの瞼に焼き付けて欲しいと願う。

投稿日|2017.07.18 社長ブログ