総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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秘かな楽しみ

盆休み前から畑作りを始めた。整備された土地ではない。鬱蒼と茂る草、熊笹、雑木の撤去作業からのスタートである。正に開墾作業だ。
木を切るためにチェーンソーを買った。家庭用の安物だが、意外と切れる。10センチ位の木ならあっという間だ。
中には細いのになかなか切れないものもある。硬い。昔住宅の土台に使われていた『栗』の木だ。硬いので虫が付きにくいということで使われていた。その理由を今になって体感している。
木を切るだけならば搬出は容易だ。しかし、木々に蔦が何重にも絡みついているから厄介である。
熊笹を切り始める。チェーンソーを当てる。跳ねる。なかなか切れない。ビシビシと手に当たる。笹が切れずに手が切れる。上手くいかないものだから、だんだんとイライラしてくる。最後は足で曲げて、押さえつけながら切る。土まで刃が入る。チェーンソーには良くないだろう。それにしてもこの作業、想像以上に大変だ。でも手を付けたからには中途半端で止められない。
時間は掛った。漸く大まかな伐採は終わった。これからは仕上げ作業に取り掛かる。

伐根、熊笹の地下茎切断。除草剤は熊笹にも効くと農家から聞いた。「2~3年蒔き続けると生えなくなるよ」。
又、撒き過ぎると土がボワボワになり、種を蒔いても芽が出なくなるから止めた方がいいよと忠告してくれる人もいる。農業ド素人の私には何が本当なのか分からない。しかし、それぞれみなさんの経験からアドバイスをしてくれているのは確かだ。
いろいろな選択肢があるだろう。容易な手段で熊笹を絶やすことを優先するのか?豊潤な畑にするために手作業でコツコツと地下茎を断つのか?除草剤の量はどれだけならそれでも畑として満足する土でいられるのか?最終的に決めるのは私である。
やってみなければわからない。やってみて成程と分かることがある。結果オーライだ。
経験したことのないことを始めるのは新鮮で楽しい。その反面、身体はくたくた。頭は暗中模索。でも想像している。きれいに仕上がった畑の姿を。たわわに実った光景を。そのためになら、身体に鞭打ってやろうと思う自分がいる。
仕事も同じだ。最初からできる人はこの世に存在しない。何でもやってみよう。何でもやらせてみよう。失敗して覚える。失敗したっていいじゃないか。みんなでフォローすれば。新人もベテランも。『楽しく』。この気持ちが大事だ。

投稿日|2017.09.16 社長ブログ