to the best father
先週、フィリピンへ出張してきました。気温は38℃。既に真夏です。というより、いつも真夏です。お米は年に4回収穫するそうです。四期作です。でも、上越の真夏より、湿度が低い分、過ごし易いでしょうか?
関連会社との打ち合わせ。地元のファブリケータ訪問、そして、社員旅行と、朝から夜までハードな日々を過ごしました。
自由行動は、帰国前日の夕食後、1時間程度でした。ホテル近くのショッピングセンターを散策しました。日本のイオンをイメージしてもらえればいいと思います。
大概、旅行へ行っても、高価なものや、いわゆる「お土産物」は買いません。現地の人が普通に使っている道具とか、お菓子などを買って来ます。
歩いていたら、面白そうな雑貨店が目に入りました。カラフルに彩られた木版に文字や絵が書かれた掲示物がたくさん飾られていました。
書いてある文字は当然英語です。分かる単語を読みながら、良いことが書かれているなと感じました。
日本にもあります、「相田みつを 名言集」のようなものです。「こういうものは、世界共通なんだな」と思いました。
私の一番のお気に入りは、「to the best father」という作品です。「良き父親になるためには」とでも訳しましょうか。こんなことが書かれています。
「神は 山の強さと 木の威厳を与えた 夏の太陽の暖かさ 海の穏やかさ 大自然の荘厳な魂 包み込むような 心地よい腕 長き人生で培われ賢さ 空を舞う鷲の力強さ 春の朝のような寛容さ どんな困難にも耐えうる強靭な心 家族からの絶対的な信頼感 神は これらの要素を一つにまとめた もう これ以上付け加えるものはない 神は 満足している 彼が作った最高傑作 そう それが 父親だ」
「父親」を「社長」と置き換えてみました。サトウ産業には、100人近くの家族がいます。
神様だって、最高傑作を作るまでに何度も何度も失敗しているに違いない。いや、神様だから失敗はしないのかな?
でも、人間は、失敗する生き物です。失敗するから、次は上手くやろうと頑張るのだと思います。
まだまだ神様の満足のいく作品には成れていません。成れないかもしれません。それでも、少しでも近づけるように成長していこうと思います。
今回の出張の一番の収穫物は、この木版と出会えたことかもしれません。
投稿日|2024.05.16 社長ブログ