総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

NEWSお知らせ・ブログ

2021年春 今年は4名の新入社員を迎えました

 昨日(4月13日)新入社員の4人へ辞令を渡しました。入社してわずか3週間ではありますが、高校生の顔から社会人の顔に変わってきました。これからは、今まで過ごした時間の3倍くらいの時間を責任ある社会人として生きていくのです。ようやく彼らはそのスタート地点に立ったのです。
 70歳の人も、30歳の人も彼らと同じように社会人のスタート地点に立つ瞬間がありました。私もそうです。私にも18歳の時があり、社会人としてスタートを切った23歳という年がありました。
 毎年の事ですが、今でも「入社式」は緊張します。けがれを知らない初々しいこの少年、少女たちが、いつの日かサトウ産業を支える大黒柱になって活躍している姿を想像しつつ、人として、まっすぐに道を歩ませなければならない責任の重さを感じるからです。
 30年以上前、何も知らない、何も分からない、経験も知識もないくせに、ただ粋がっていた元少年の反省の話をしました。その少年は40歳を過ぎてから、当時の言動、行動、考え方が、いかに恥ずべきものであったか、反省させられたかという話をしました。その少年も50歳を過ぎ、人はどう生きるべきかということを少しだけ分かった気がしています。今その元少年は、『驕らず、高ぶらず、謙虚に』ということを常に心に留めて生きています。
 いい気になって調子に乗るとすぐに足元をすくわれます。
 しかし、『驕らず、高ぶらす、謙虚に』。加えて、人のために生きていると困った時に必ず誰かが助けてくれます。元少年の経験からそんな話をしました。
 私は時に自分に言い聞かせるために、心の中で反芻してそらんじる文章があります。何度か皆さんにも紹介しています。初めての人もたくさんいるので再度書きます。
『平家物語』の冒頭。【祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を表す 驕れるものも久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き者もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ】自戒の念を込めて。

投稿日|2021.04.19 社長ブログ