総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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いよいよ三和工場が動き始めます

 こんな感覚、久しく感じたことがなかった。忘れていたといった方が正確だろう。2週間ほど前から『緊張している』。ストレスで胃が痛くなるといったことではない。極めて前向きなことである。
 心地良い。手に汗がにじむ。「頑張らなくっちゃ」という高揚感。何も分けもわからず、ただ自分の思うままに突っ走った20代、30代の感覚。失敗もたくさんした。でもやればなんとかなる。できるはずだ。挫折と根拠のない自信。それらが交錯していた時代。がむしゃらに生きていた頃の感覚。
 この歳になって「あの頃」が蘇ってきた。なんだか新鮮な気分。そして、まだ自分の可能性を試せる、挑戦できることに喜びを感じている。ワクワクしている。
 そう、三和工場がいよいよ稼働するのだ。明日、10月15日が試運転開始の日。19日、工事が無事終了したことの感謝と、これからの仕事が安全に、円滑に進むことを願い竣工式を執り行う。21日からは本格的に稼働する。
 自社の軽量鋼、二次部材品の加工だけでなく、外部の仕事のお手伝いもしていきたいと考えている。三和工場での業務を当社のもう一つの柱に育てたいと思っている。
 1年前から建設予定地を探していた。いや、正確には探さざるを得ない状況であった。
 私は、自分の人生を振り返って思うことがひとつある。それは、行動を起こす時、自分の意志ではなく、外部要因によって背中を押されて、やらざるを得ない状況に追い込まれることが多い。もしくは、それを理解し、納得し、そこからは自分の意思で腹をくくり進んでいく。ひとつ上手くいったと思えば、次から次へと新たな難題が待っている。心が落ち着く暇がない。でも、これが自分の生活スタイルだと思えば、『屁』でもない。そんな風に生きてきたなと思うことである。
 三和工場は、Rちゃんを中心に回していくつもりだ。ほぼ、ド素人集団。入社1年前後のみなさんに託す。社歴の長短ではない。やるかやらないか。それだけだ。
 頑張らなくていい。自然体でやればいい。最初から上手くいくはずがない。失敗したっていい。そう思えば気が楽じゃないか。
 本社、安塚、上吉野そして、三和。4事業所体制となる。決してセクト的にならず、その状況に応じて、みなさんからは縦横無尽に活躍してもらうつもりだ。サトウ産業の新たな歴史が刻まれることを一緒に祝ってもらえればとてもうれしい。

投稿日|2019.10.16 社長ブログ