総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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「社長」という仕事の魅力

 ZOZOTOWNの前澤友作社長が退任した。会社を譲渡した。譲り渡し先はヤフー。孫正義氏率いるソフトバンクグループの傘下企業である。年齢は43才。私より一回り下である。創業20年余で、一時は時価1兆円企業に成長させたその手腕はただただ凄いとしか言いようがない。
 自宅の6畳間からのスタートとのこと。不安なんてない。自分の可能性を信じ、夢と希望に胸を膨らませていたことだろう。その時、彼は20年後の自分の姿を鮮明に描けただろうか?今、想像を遥かに超えた自分がいるのではないか。
 みなさんに、孫正義氏の話をすることがある。数人の社員を前にして、ミカン箱の上に立ち、「この会社を1兆円企業にする」と言った彼は今や日本を代表する大企業、グローバル企業に成長させた。今や10兆円を原資とする投資会社へと変貌を遂げた。
 先般、日本経済新聞で述べていた、「八百屋の親父さん」。もちろん「企業のオーナー」だ。企業の大きい、小さいはあるけれど、夢を追い続け、実現していくことに喜びを覚え、そこに「やりがい」、「生きがい」を見出していく。全て、「自己責任」、「自己決断」、「自己完結」。だからおもしろい。やめられない。
 新たな船出をした「新ZOZOTOWN」。社員の方が新社長に就かれるようだ。就任のコメントは前向きな姿勢を示そうとしたのだろうが、私には前社長がやってきたことを全面否定するかのような発言に思えた。(往々にして責任を取らない人は好きなことをいうものだ)
 孫正義氏は日本経済新聞でこうも言っている。「日本をダメにしたのは、腹をくくれないサラリーマン経営者にある」。この言葉を否定する腹をくくり、全てを賭ける覚悟を持った経営者になって頂きたいなと私ごときが感じた次第である。
 私は能力が無い。一人では何もできない。社員のみなさんがあってのサトウ産業であり、私である。
 先日、皆さんから貴重な「ヒント」を頂いた。気が付かないことがたくさんあった。どうもありがとう。すぐさま実践に移していることもある。検討しているものもある。
 前出の2人の経営者のようにはいかないが、サトウ産業の仲間である限り、全力でみんなを守る気持ちに偽りはない。
 9月17日。来年新卒者の採用試験を行う。地元就職希望者が500名ほどいるうちの1%、5名が受けに来る。とてもありがたい。良い縁を結びたいと思う。
 まごまごしていると100人の会社になってしまうよ。これからの10年後、15年後のサトウ産業の姿はどうなっているのだろう。想像できない。そんな想像できないくらい良い会社になれるように、前に進んでいきたい。サトウ産業はひとつだ。

投稿日|2019.09.17 社長ブログ