総合建設業、鋼構造物工事業 - 新潟県上越市

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そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ

 ≪今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど…≫で始まる中島みゆきの『時代』。このフレーズが、ふっと頭に浮かんだ。1975年発表。48年も前の歌。高校生の時はギターを弾きながら中島みゆきの歌を随分と歌ったものだ。
 社会人になって、今年で35年目。世の中の厳しさを肌で感じたのは、『バブル崩壊』後の1997年から2001年くらいに掛けた頃、『リーマンショック』後の2010年そして、東京オリンピック景気後の2020年から今日に至るまで。その原因は様々なれど、景気の波はほぼ10年周期で来ている。
 昨今の緊迫した状況の中、心が折れそうだけれど、一所懸命に生きる。頑張る。そして、あの時が、いつかは良い思い出に変わる。変わって欲しい。今の私の心情をそのまま表しているかのような歌詞だ。
 人生は、楽しいことより、辛く厳しいことの方がはるかに多い。そんな風に思うのは私だけだろうか。細やかな夢を持ち、その実現に向かって進む。一つのことが成就したらまた次へ。自分は何処まで行けるのだろう。行けるところまで行きたいな。長らくそう思って生きてきた。
 私の日常は私にとっては普通な生活である。特に50歳を過ぎたころからは、お金や地位や名誉ではない、見栄を張ったり、背伸びをしたりするでもない、そうしたことへの興味が全くない。そういうのは疲れる。自然体が一番楽である。
 折り返し地点を回り、ゴールまでのカウントダウンが始まった今、もっとスピードアップしなければ、やりたいことが実現できない、そんな思いがますます強くなってきた。だから年を追うごとに身体も心もきつい。最近悪魔の囁きにも似た「この年になってそんなに頑張らなくてもいいんじゃないの。いい加減にしたら」という自分が登場してきた。
 でも昔からの自分が「自分だけが良ければいいというのは、お前じゃない。社員のため会社のために、引いては社会のためにもっとやれ!!!」と気合を掛けてくる。
 いつもそうだ。自分がそうしようと決めたことはあまりない。誰かに、何かにお尻を叩かれながらやってきた。時間が限られる今は、今を切り抜けること、新たなことに挑戦していく、この二つの同時進行である。
 ≪そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ≫
 本当にそんな時代が来るのだろうか?
 信じるしかあるまい。

 ≪今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど
 そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
 だから 今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう
 まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わって 巡りあうよ
 旅を続ける人々は いつか故郷に出会う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る
 たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても
 めぐるめぐるよ 時代はめぐる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩き出すよ
 まわるまわるよ 時代はまわる 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩き出すよ 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩き出すよ≫

投稿日|2023.03.15 社長ブログ