９月号の社内報で私が話したことを覚えていますか？
　【何か事を始めようとする時、私は何度も何度も頭の中でゴールをイメージします。ゴールに辿り着くための過程を、何度も何度も繰り返しシミュレーションします。ですから、実際に着手した際は、仮想現実の中で修正を加えながら、何度も何度も経験していることですからスムーズに進行して行きます】ということを話しました。
　上場までの作業について２年近く、私の傍で私のやっていることを見ていた人が少なからずいます。上場承認後、式典準備に向かって準備を始めました。１か月余りの短期間ですが、私のやっていることを見ている人が少なからずいます。ほぼ、私のイメージ通りに事が進んでいます。
　あなた達は私から何を感じますか？
　最近、管理職のみなさんに「学ぶというより、感じることだ」と言います。言葉では伝えられない部分、本に書いていない部分を「私から感じ取れ」ということです。
　２０２０年２月に上場へ向けて着手した時、上場予定日は２０２１年１０月半頃でした。結果は、１０月１４日。ピッタリです。
　同時にイメージして何度も何度も頭の中でシミュレーションを重ねた式典・祝賀会は1週間後となりました。足したり、引いたりしながら最後の詰めの段階です。きっと私のイメージ通りにいくでしょう。いや、いくはずです。いかせます。
　「私から感じ取れ」。「何を感じ取ればいいの？」
　答えを言います。
　目標、夢を持ったら成功した自分をイメージする。これが、まず最初にすることであり、一番重要なこと。何度も何度も成功した自分に上書きを重ねながら、より具体的に成功している自分をイメージすること。大願成就する期限を設けた方がいいでしょう。「いつまでにする」ということです。特にその日、その場にいる自分を強く強くイメージすることも重要です。あとは、その日のために、その日の自分のために、日々研鑽努力を積んでいくということでしょう。
　さあ、いよいよです。
　１１月２２日はお世話になってきた方たちへの感謝の気持ちを込めての報告会です。同時にみなさんがサトウ産業の一員として、世の中での立ち位置を確認する日でもあります。その日みなさんの目の前で繰り広げられる光景は『現実』です。
　私の希望は皆さんがサトウ産業に入って良かったなと感じてもらい、誇りに思ってもらうことです。
　この思いは叶うでしょうか？
　叶わなかったとしたら、まだ私の力不足ということです。かなり凹むでしょうが、気を取り直して再出発するでしょう。これが私の天命として与えられた役回りなのですから。



　天命（てんめい）とは、天から与えられた命令のこと。
　天から人間に与えられた、一生をかけてやり遂げなければならない命令のこと。また、人がこの世に生を授けられる因となった、天からの命令のことである。